産科

妊娠・分娩を専門とする科です。科学的根拠に基づいた最新の医療を、十分な説明とインフォームドコンセントの上でご提供します。

妊婦健診

妊娠中は、普段よりいっそう健康に気を付けなければなりません。
「妊婦健診は、妊婦さまや赤ちゃんの健康状態を確認するために定期的に受ける検査です。病気の有無を調べることはもちろん、妊娠期間中を心身ともに健康で過ごし、無事に出産するための検査です。

※検診費用には公費による補助制度があります。妊娠がわかったら、お住いの市町村へ「妊娠届」をご提出ください。

2人目以降の妊娠の方へ

お子さまに熱、湿疹がある場合は、クリニックの来院をご遠慮させていただいております。院内感染の原因となります。

新クリニックでは、定期的に各期に応じた検査と診療を行っています。
経腹超音波検査(4D含む)は16週から毎回行います。4D動画を毎回Blu-ray diskに録画します。
diskは当クリニックにてご用意します。>>サンプル動画はこちら

血液検査項目について
  • 血液型ABO型
  • 血液型Rh型
  • 血液一般

CRP

C反応性蛋白のことで、さまざまな疾患の可能性を検討する指標として用いられています。炎症反応(充血・はれ・発熱・痛みなど)が起きたり、胎内の組織が破壊されたりする際に血中に現れるタンパク質です。

肝機能検査(GOT、GPT)

肝臓病の有無を調べます。GOTは身体の重要な構成要素であるアミノ酸をつくり出す酵素のひとつ。GPTは肝臓、腎臓、心筋、骨格筋など細胞に含まれる要素で、特に肝臓に多いことから、急性肝炎や慢性肝炎、肝硬変などの肝疾患を診断する上で重要な検査になります。妊婦はHELLP症候群 急性妊婦脂肪肝等の重症疾患で異常値となります。

血糖検査

妊娠糖尿病の早期発見のために、血液中のブドウ糖濃度を測ります。血糖値が高いと血管がもろくなり、特に小さな血管が集まる臓器に影響が出ます。赤ちゃんの低血糖、黄疸、呼吸障害などの多くの合併症を引き起こすため、お母さんの血糖管理が大切です。

甲状腺検査

妊娠初期、一時的に甲状腺ホルモンが高くなることがあります。多くの場合、治療を行わなくても次第に落ち着いてゆきますが、妊娠前から羅患していたのに気付かなかったバセドウ病の可能性もあります。この場合、甲状腺ホルモンの上昇の程度にもよりますが、治療が必要です。

HIV(エイズ)

エイズの原因となるHIV(ヒブウイルス)への感染の有無を調べます。妊婦のHIV感染率は1万人にひとりと少ないのですが、感染を知らずに妊娠・分娩すると赤ちゃんに感染してしまうことがあります。

ATLA(成人白血病ウイルス)

血液癌の一種で潜伏期間が長く、感染から40~60年後に発病することが多いとされています。一次検査で「陽性」と出ても、「疑陽性」(検査で陽性でも実は陰性)が含まれているので、さらに確認検査を行います。このウイルスは母乳から赤ちゃんに感染するので必要な検査です。

梅毒

梅毒は性感染症(STD)です。もしキャリアの場合、母体の血液中の病原体は胎盤を通じて、高確率でおなかの赤ちゃんに感染します。赤ちゃんが胎内で亡くなったり、先天梅毒として生まれたりする心配があるため、早期治療が必要です。

トキソプラズマ

多くの動物や鳥が持っている寄生虫の一種です。母体から赤ちゃんに感染すると、運動発達や精神発達の遅れ、視力障害が起こるなどの先天性トキソプラズマ症を発症する心配があります。
B型肝炎:肝炎は肝臓に炎症が起きて肝臓の働きが低下する病気です。B型肝炎ウイルスを持つ人を早期発見し、母子感染を防ぐのが目的です。検査結果が陽性の場合、生まれる赤ちゃん全員にワクチンを接種します。

C型肝炎

ウイルス性肝炎のなかで慢性肝炎を経て肝硬変、肝臓がんへ移行する率が最も高い肝炎です。C型肝炎ウイルスを持つ人を早期発見し、母子感染を防ぐのが目的です。妊婦さまがキャリアの場合、出産時に赤ちゃんに感染する可能性があります。

風疹

免疫のない妊娠初期の妊婦さまが感染すると、胎内で感染し、「先天性風疹症候群(CRS)」の赤ちゃんが生まれるリスクが高くなります。

間接クームス

血液の中に不規則抗体があるかどうかを調べます。不規則抗体があると、血液を輸血した際、赤ちゃんの血球を壊したり、副作用が強く出たり、母体と赤ちゃんとの間に「血液型不適合」というトラブルを起こすことがあります。

妊娠中のよくある質問と注意事項

※妊娠中はこれまで経験したことのないようなことが起こりますが、すぐに救急車を呼ぶのではなく、まずは当クリニック(042-621-6203)に連絡してください。
連絡する際、ご自身で話できない状態になっていない限りは、妊婦さまご自身で直接電話するようにしてください。
この欄については、ぜひ妊娠の前期・中期・後期で3回くらい日を変えて読むようにしてください。(1回読むだけでは 内容を忘れてしまうからです。)

便秘になったとき:流産・破水の可能性があるため、力んではいけません。下剤を処方します。

妊娠中のタバコの害

「口唇裂の出現率が上がる」「低体重児になる」「早産率が上がる」「破水を起こしやすくなる」「常位胎盤早期剥離が起こりやすくなる」といった影響があります。また、新生児の突然死、妊娠高血圧症候群(旧病名:妊娠中毒症)の原因にもなります。

常位胎盤早期剥離

この病気は、分娩前に胎盤が剥がれてしまうという、恐ろしい病気です。早急に治療しなければ、胎児や母体の生命に関わります。(児が助かっても重い障害を残す事があります。)間欠的な陣痛とは異なる、持続的な腹痛や性器出血という症状が特徴です。

妊娠高血圧症候群(旧病名:妊娠中毒症)

高血圧(上140mmHg以上、下90mmHg以上)で、常位胎盤早期剥離を起こしやすくなります。頭痛、頭を打っていないのに星が飛ぶ感じがあるといった症状が出ます。

切迫流早産

お腹の張り(16週~):1日5回以上あるときは、クリニックにすぐにご連絡ください。お腹の張りは、腰の痛みとして感じることもあります。前回のお産が早産だった方は、2回目以降も早産しやすくなります。(切迫早産の痛み お腹のはりは生理痛と似ています。生理痛は月経血を子宮内から出そうとする子宮の収縮です。陣痛は胎児を子宮から出そうとする子宮の収縮です。だから切迫早産のお腹のはり痛みは生理痛と似ています。)

SEXについて

一般的にはコンドームを着用すればしてもよいとされていますが、当クリニックでは、妊娠中のSEXはおすすめいたしません。早産の原因となることが少なくないからです。

薬について

当クリニックから処方された薬を勝手に中止しないでください。中止することによって、症状が増悪することがあります。やむをえず中止したいときは、必ず一度ご相談をお願いします。

生ものについて

生ものを食べるのはお控えください。食中毒を起こした場合、妊娠しているため治療が困難になることがあります。

歯の治療について

虫歯や口腔内の炎症は、早産のリスクが高まります。局所麻酔(1%キシロカイン)、ペニシリン系抗生物質、セフェム系抗生物質は使用可能ですので、治療を行ってください。
治療の際は、妊娠中であることを必ず歯科医に伝えてください。非ステロイド解熱鎮痛薬(NSAID)は32週以降の使用は禁忌です。32週未満もできれば使用を控えてください。胎児死亡のリスクがあります。

胎動について

20週頃から感じることができるようになります。胎動は一度感じたら、以降は毎日感じられるようになります。胎動を感じなくなったら、胎児死亡の可能性があります。そのときは当クリニックにご連絡ください。

発熱を伴った発疹

発熱を伴った発疹が出た場合、すぐ来院するのではなく、まずは一度ご連絡ください。風疹、水疱瘡などであった場合に、ほかの妊婦への院内感染を起こす恐れがあります。

指輪について

妊娠中はむくみが出て指輪が抜けなくなることがありますので、外しておきましょう。

(時に大事な指輪を切断せざる得なくなる事があります。)

マニキュア・ネイル

妊娠34週以降は、マニキュア・ネイルは落としておいてください。

不正出血について

妊娠初期~12週までは、少量の出血は通常の外来予約をして受診してください。
妊娠12週以降は、少量の出血でも検査治療が必要なことがあります。クリニックにご連絡ください。

計画分娩

基本的に計画分娩は経産婦に行います。

当クリニックで行う計画分娩は、基本的に分娩誘発剤、促進剤をつかいません。
(分娩誘発剤、促進剤を使わないので 幾つかの条件が必要になります。計画分娩の決定方法を参照)

入院したらラミナリア(海藻を乾燥させたもので子宮口開くためのもの子宮口を開くため以外に使用しない物です。)を子宮口に挿入。ラミナリアは水分を吸って約3倍の太さになって子宮口を広げ、これがきっかけとなり、これで半分以上の方は陣痛が始まります。陣痛が今ひとつの時は人工的に破水させます。
これで95%以上の方が出産されます。しかし残りの5%ほどは微弱陣痛で陣痛促進剤を使わざる得なくなることがあります。

計画分娩は次のような方に奨めます。
  • 家からクリニックまで遠い方。
  • 陣痛が始まった時 直ぐに上のお子様を預かってもらう事が難しい方。
  • 過去の出産の分娩時間がとても早かった方。
    (通常 第2子以降は第1子より早く産まれますので墜落分娩を避けるために奨めています。)

墜落分娩とは

陣痛が始まって、分娩施設に到着する前に、自宅または移動中の車中で出産してしまう事です。
墜落分娩の場所は、良い環境ではなし、医療処置がすぐにできないので、赤ちゃんの状態がわるければ障害を残す事もあり、非常に危険な出産となってしまいます。
以上より墜落分娩は非常に危険で 絶対に避けたい事の一つです。

 

 

初産婦の計画分娩

初産婦は、基本的に自然に陣痛がはじまるのを待ちますが、予定日を超過した場合は例外として、計画分娩を行います。

基本的に、予定日を過ぎても1週間(妊娠41週)は自然の陣痛発来を待ちます。
しかし 42週を過ぎると子宮内胎児死亡の確率が上昇するので予定日より2週間以上自然に陣痛発来を待つのは危険と考えます。

よって 初産婦は41週〜42週のあたりで計画分娩を予定します。

計画出産の決定方法

計画出産の決定は、第1子 第2子 第3子の出産した 週数 分娩時間 子宮口の開大 で総合的に判断して決定します。

妊婦の出産週数は個人で微妙に違います。
例えば、第1子を38週で陣痛が発来したら、第2子 第3子も大体38週で発来する事が多いです。
また、第1子を41週で陣痛が発来したら、第2子 第3子も大体41週で発来する事が多いです。
上記より第1子を38週で出産された方は、少し早い37週あたりで計画分娩予定、第1子を41週で出産された方は 少し早い40週で計画分娩予定します。

さらに上の子たちの分娩時間が数時間だった場合、妊婦健診時(妊娠37週頃より)より5cm以上開いている方はさらに注意が必要で、より計画分娩が望ましいと考えます。(墜落分娩の恐れ)
上記の事項を元に計画分娩する日を決定します。

家族立会い分娩

新クリニックではご家族(ご主人、妊婦の親御さん、上の子)が分娩に立ち会うことができます。妊婦さまは、ご家族に身体をさすってもらったり手を握ってもらったりするだけで、とても安心するものです。
ご主人やご家族にとっては、お子さまが産まれてくる瞬間を一緒に共有し、母親とともに生命の神秘を感じることができます。
赤ちゃんが生まれてくるその大切な瞬間、最良の喜びを、ご家族で分かち合ってみてはいかがでしょうか。陣痛が始まってから分娩の瞬間にまでずっと一緒にいることができます。

帝王切開

帝王切開は以下の理由で行います。

骨盤位(逆子)

妊娠37週時で骨盤位(逆子)になっている割合は、約3%といわれています。
骨盤位(逆子)になっている方の分娩は、多くの施設で帝王切開分娩が行われており、当クリニックでも同様に帝王切開での分娩を行っています。その理由としては、逆子の状態での経膣分娩で起こりうる分娩外傷(骨折・神経損傷)、臍帯脱出が引き起こす新生児仮死・死産、分娩遷延による新生児仮死・死産などのリスクを回避するためです。

胎児機能不全

陣痛中に起こる状態で、胎児の心拍の減少が頻回または ながく続いたりした時に胎児機能不全が疑われます。胎児の心拍の減少が頻回または ながく続いたりした時に胎児機能不全が疑われます。多くは臍帯(へその緒)が圧迫されたり、過捻転(へその緒がねじれすぎて血流が悪くなります。)胎盤機能が低下したりして、へその緒の血流が悪くなって赤ちゃんが酸素を十分に受け取れないことが原因となって起こります。赤ちゃんを早急に取り出す必要があるため、緊急帝王切開での出産となります。

感染兆候

妊娠中は免疫力の低下やホルモンバランスの変化で感染症にかかりやすくなります。感染症は母体の健康を損なうだけではなく、母子感染を招く恐れがあるため、注意が必要です。感染の兆候が見られる場合、帝王切開を行います。

児頭骨盤不均衡

胎児の大きさよりも産道がせまく 経膣分娩ができなくなることです。
結果的に帝王切開での出産をせざる得なくなります。

妊婦の身長と骨盤の大きさはだいたい比例していますので低身長妊婦の骨盤は小さく産道が狭い傾向にあります。また痩せている妊婦の産道は脂肪も少ないので産道が広がりやすく経膣分娩に向いています。

  • 経膣出産に理想の体型:長身でスリムな方
  • 経膣出産が困難で帝王切開になりやすい体型:低身長で太っている方

 

妊娠高血圧症候群

血圧が高い中 体に強い力みが加われば脳出血を起こす可能性が高くなるため 帝王切開を選択することがあります。

 

社会的適応

妊婦さまの強い希望。

超音波検査

超音波診断とは、人間の可聴範囲をはるかに超える高周波音波を利用して体内組織を視覚化する方法です。
1980年代から使用されており、Premium 4D超音波画像診断装置「Voluson E10」では、さらなる立体感や赤ちゃん(胎児)の豊かな表情、微細な動きまでダイナミックに捉えることができるようになりました。

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