無痛分娩 クオリティ

 全く痛くないちょとだけ痛いそれよりもう少し痛いもっと痛いかなり痛いこれ以上ない痛み 
 全く痛くないちょとだけ
痛い
それより
もう少し痛い
もっと痛いかなり痛いこれ以上ない
痛み
 
 012345 
初産婦 88 15 1 1      
1経産 95 6 1 1 1    
2経産 21 2          
3経産 1 1          
4経産 1            
5経産              
6経産 1            
20724221 計236
 90%8%     

234人中231人が「痛くない」「ちょっとだけ痛い」という結果で
約98%の方が「痛くない」「ちょっとだけ痛い」という結果でした。

無痛とは

硬膜外麻酔で行います。母体の神経を麻酔して痛みをコントロールするので赤ちゃんには影響ありません。

2013年 無痛分娩率 73%
2014年 無痛分娩率 74%
2015年 無痛分娩率 80%
2016年 無痛分娩率 92%
2017年 無痛分娩率 96%
2018年 無痛分娩率 99%
2019年 無痛分娩率 99%
2020年 無痛分娩率 100%

※無痛分娩 24時間対応 0円(薬代は含んでおりません)

当院の分娩実績

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 20142015201620172018201920202021202220232024

硬膜外麻酔 分娩数

   無痛分娩+帝王切開麻酔

   自然分娩→無痛分娩数

 

213

30

 

 

325

32

 

 

385

35

 

411

17

 

486

10

 

519

4

 

497

1

 

558

0

 

501

0

 

546

0

 

476

0

硬膜外麻酔 総件数 243 357 420 428 496 523 498 558 501 543 476
自然分娩数 87 89 36 17 7 2 0 0 1 1 3

経膣分娩 総数

 (分娩総数-帝王切開総数)

332 434 452 432 454 467 442 503 435 500 417
無痛分娩率(%) 74% 80% 92% 96% 99% 99% 100% 100% 99% 99% 99%

予定帝王切開数

緊急帝王切開数

24

19

27

28

25

30

34

28

32

17

37

21

37

18

38

17

34

33

31

13

30

32

帝王切開 総数 43

55

55 62 49 58 55 55 67 44 62
帝王切開率(%) 11% 11% 11% 13% 10% 11% 11% 10% 13% 8% 13%
分娩総数 375 489 507 494 503 525 497 558 502 544 479
 無痛分娩数無痛分娩率
2014年 245 73.8%
2015年 345 79.5%
2016年 416 92.0%
2017年 415 96.1%
2018年 447 98.5%
2019年 465 99.6%
2020年 442 100%
2021年 503 100%
2022年 434 99.8%
2023年 499 99.8%
2024年 414 99.4%
陣痛の苦しみに耐えなければ子どもへの愛情が軽くなる?

そんなことはありません。10カ月もお腹にいれば、愛情がわかないわけはないと思います。
当クリニックでは妊婦さまの痛みや不安を取り除くため、安全な硬膜外麻酔法による無痛分娩を推奨しております。

無痛のメリット

無痛分娩の一番のメリットは、陣痛、下腹部の痛みが格段に軽く、またはなくなることです。陣痛の痛みから開放されると、身体に無駄に力が入らないため、体力の消耗も少なくなります。よって、産後の回復も早くなります(特に陣痛が始まってから出産までの時間が長かった人ほど差が出ます)。
個人差はありますが、妊婦の会陰は、時間がかかった分だけよく伸びます。その結果、会陰の傷が小さくて済みます。自然分娩の場合、痛みが強いため無駄な力が入り、会陰が伸び切っていないにも関わらず力を抜くことができず、会陰が裂けて、傷が大きくなることもあります。
特に、膣の奥、子宮頸管(子宮の出口)に大きな裂傷ができることがあります。そのときは一時的な局所麻酔では痛みを取ることがほとんどできません。(縫合時はかなりの痛みを伴います。)硬膜外麻酔であれば、痛みを0~10%にまで軽減することができます。
緊急の帝王切開手術の際にも、すぐに移行できるため、手術開始までの貴重な時間短縮にもなります。帝王切開術後の後陣痛が、格段に軽減できます。一般的な帝王切開では腰椎麻酔を行うため、麻酔後3時間ほどで麻酔が切れ、相当な痛みを伴います。

無痛分娩の流れ

初産婦…自然に陣痛がはじまるのを待ちます。
自然に陣痛がきたら入院します。
陣痛の痛みが強くなってきたら無痛処置(麻酔)します。(子宮口の開きよりも痛みの具合で決定します。)

経産婦…入院したら直ぐに行います。経産婦は進行が早いので陣痛が軽くても早めに無痛処置(麻酔)します。
経産婦は、陣痛始まってから陣痛が強くなるまでの時間、出産までの時間が早いので計画分娩を推奨しております。(麻酔効果に少し時間がかかるからです。)

麻酔効果は、麻酔薬を投与してから約10分程で効果が出始め約30分程で完全に効きます。

硬膜外麻酔とは…

麻酔の場所は?

背骨は幾つもの椎体が積み重なってできていますが、その椎体の間から約1mmの太さのチューブを硬膜外腔という場所に挿入します(もちろん局所麻酔行った後に行います)。そのチューブに麻酔薬を入れ陣痛を取り除きます。

タイミングと所要時間は?

通常は陣痛がはじまってからチューブを挿入しておきますが、麻酔のタイミングは特に決まっていません。妊婦さんの希望によりいつでも行います。はじめは無痛分娩希望でない方も、途中から希望されればいつでも行います。ただし生まれる直前だと麻酔が間に合わないことがあります。(麻酔薬を注入してから10~20分で効果が現れます。)
硬膜外麻酔の処置の時間は背中を消毒しはじめてからチューブを固定するまでの時間は約5分。麻酔薬を注入してから10~20分で効果が現れます。
硬膜外麻酔処置のときの痛みは局所麻酔を行ってからチューブを挿入しますので痛みは比較的軽いと思います。(痛みの程度は点滴の針をさす時と同等以下です。)チューブが硬膜外腔に留置するので、麻酔が切れたら麻酔薬の追加投与が何回でもできます。

無痛分娩の強み

痛みを取る以外にもこんなメリットがあります。

  • 痛みの神経は麻痺しますが、運動神経は比較的保たれるのでいきむことができ、お産をしているという実感がある。
  • 痛みがかなり軽くなるので無駄に体力を消耗せず、精神的に余裕ができ出産の喜びをより味わえる。
  • 産後の疲労回復がはやい。
  • 普通の生活にもスムーズに戻れる。
  • 母体神経の痛みに麻酔が効いているので、赤ちゃんには影響しない。
  • すでに麻酔が効いているので、分娩中に赤ちゃんが仮死になるなど、緊急の際には帝王切開をすぐ行うことができる。
    血圧が高い方、妊娠中毒症の方、羊水が少ない方、産道が硬い方等、難産の要因が多く母体や赤ちゃんに負担をかけられない場合には、最適の分娩方法で、帝王切開になる率も少なくなります。妊婦さまの産道の緊張を取り除くので、産道の裂傷が軽減し、赤ちゃんも楽に生まれてきて傷を縫うときも痛くありません。
無痛分娩のデメリット

麻酔がよく効くと、麻酔が効いている範囲の血管が拡張し、血圧が低下することで脳の血流が減少し、気分不快や吐き気、嘔吐が起こることがあります。これは点滴や昇圧剤で回復します。


麻酔薬が身体の上方までまわり、呼吸困難・停止を起こすことがごくまれにあります。万一のときは人工呼吸で対応しますが、当クリニックでは、この麻酔による呼吸困難・停止は一度もありません。


麻酔時、硬膜外の内側にある膜に穴があき、その穴から髄液が漏れ頭痛が起こることもごくまれに起こる場合がありますが、当クリニックではまだ一度もありません。いずれにしても穴は自然に閉じますが、まれに自己血で栓をして治療することがあります。


血液中の麻酔薬濃度が上昇しすぎて、麻酔中毒を起こす可能性があります。
舌のしびれ、興奮、血圧上昇、過呼吸、けいれんなどの症状が起こります。また非常にまれですが、意識消失、呼吸停止を起こすことがあります。そのときは即座に治療を行いますが、当クリニックでは一度もこのようなことはありません。予防は、過剰に麻酔薬を投与しないことです。


麻酔針による針を指した部位の痛み、神経分布に沿った痛み、感覚の麻痺といった神経障害が起こることがあります。

血液が硬膜外腔に貯留したり、膿がたまったりすることで神経を圧迫し、下半身麻痺が起こることがありますが、極めてまれです。


麻酔チューブ(カテーテル)が切れて体内に残ってしまうことによる広範囲の麻痺、長時間同じ姿勢のままでいることによる末梢神経圧迫による麻痺が起こることがあります。それはときどき身体の体勢を変えることで予防できます。

神経麻痺

長時間同じ姿勢のままでいることによる末梢神経圧迫による麻痺が起こることがあります。一度起こると完治するのに、最低数ヶ月、最長何年も完治できない場合があります。神経麻痺はときどき身体の体勢を変えることで予防できます。

 

急変時の体制

 ・急変時は当院での一次対応後、高次医療機関との連携を行っております
 ・東京都周産期搬送システムを利用し、高次医療機関への搬送を行っております
 母体搬送先例. 東京医科大学八王子医療センター、東海大学八王子病院、多摩総合医療センター、
        杏林大学病院、都立小児総合医療センター

院内危機対応シミュレーション

医師、看護職員を中心に年に数回実施 

例 ・産科危機的出血対応
  ・局所麻酔薬中毒、全脊椎くも膜下麻酔への対応
  ・新生児蘇生方法
  ・各種医療機器の使用方法の確認
  ・シミュレーション後のマニュアルの見直し

最終実施日  2025年4月7日

無痛分娩担当医師

無痛分娩麻酔管理者

 福嶺 紀隆 (産婦人科専門医) 
  JALAカテゴリーA 受講済み(2025年3月14日)
  J-MELS ベーシックコース(2025年受講予定)
  J-MELS 硬膜外鎮痛急変対応コース(2025年受講予定)

  麻酔科研修歴 なし
  麻酔実施歴  1998年東京医科大学病院勤務中に非常勤医師として埼玉県の永井マザーズホスピタル
          にて無痛分娩を約2000症例実施
         2004年自院を開業から2025年現在までに約7500症例実施

麻酔担当医

常勤  福嶺 紀隆
非常勤 相良 武士(産婦人科専門医、麻酔科専門医)
    JALAカテゴリーA 受講済み(2025年4月21日)
    
    藤森 浩司(産婦人科専門医)
    JALAカテゴリーA 受講済み(2025年7月22日)
    JALAカテゴリーB 受講済み(2025年4月11日)
    J-MELS ベーシックコース(カテゴリーC) 受講済み(2024年2月11日)

無痛分娩に関わる助産師・看護師

無痛分娩研修終了 助産師・看護師 2名
NCPR(新生児蘇生法 Aコース)受講  14名
JALA カテゴリーD受講  15名
J-MELS ベーシックコース(カテゴリーC)受講 2名

当院の無痛分娩に関する詳細情報

・JALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)登録施設となっております
 当院の詳細情報はこちらにてご覧になれます
・日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業への参画をしています
・厚生労働省「無痛分娩取扱施設のための『無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言』
 に基づく自主点検表」の内容に従い診療体制を構築しております
 上記の自主点検表の東京都無痛分娩費用助成事業における猶予項目以外は全て満たしております

ウェブサイト更新日:2025/06/06

 無痛分娩数無痛分娩率
2014年 245 73.8%
2015年 345 79.5%
2016年 416 92.0%
2017年 415 96.1%
2018年 447 98.5%
2019年 465 99.6%
2020年 442 100%
2021年 503 100%
2022年 437 99.8%
2023年 449 99.8%
2024年 414 99.4%

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※当クリニックでは、予約して受診する事が基本となっております。
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